40歳を過ぎたら、三日坊主でいい。

今日、読み終えた本は、「40歳を過ぎたら、三日坊主でいい。 新ミドルエイジ論/成毛眞」。

 

この本は、バリバリ仕事をやるのとは正反対の、全力で脱力系の生き方を追い求めるための指南書。

 

私はサラリーマンからドロップアウトして、司法書士という職業を選んだため、何歳で「定年」ということもなく(中には、100歳を超えて現役だという大先輩もいらっしゃるようです)、終わりは自分で決めることになります。

 

先日、50歳になってしまい、このまま仕事一筋というのもちょっとアレだな~と将来の「老後」の生活、道楽のためにこの本を読んでみた。

 

 

 

とくに印象に残ったのは、

 

・ 自分と似たようなタイプの人とだけ群れるようになったら、半径はそうとう狭くなっている。

 とくに士業は同業で群れ、酒の席でも仕事の話が中心で、妙な専門用語で盛り上がる傾向にあるため、要注意である。

 

・ ナローな趣味を極めればビジネスになる。

 趣味を活かしてサイドビジネスを始めるのもいいが、鉄道のように同じ趣味を共有する仲間が大勢いると、当然ナローにはなれない。

 ビジネスに結びつけるには、ナロー、すなわち少数派でなければならない。

 

・ 観光情報誌に紹介されている観光スポットを巡ったところで、ほかの人と同じ思考パターンをなぞっているだけ。

 せっかく行くのなら、ほかの人が行かない場所や、あまり知られていない情報を調査しておくべき。

 

・ 1日1食しか食べないという健康法を実践した大勢の高齢者が栄養失調になって病院に駆け込んでいる。

 別の本「脳はどこまでコントロールできるか?/中野信子」でも読んだのですが、最近、1日1食でサーチュイン遺伝子(長寿遺伝子)は人間には長寿効果をもたらさないという研究結果も出ているらしい。

 

 

50歳を過ぎると、いろいろ軌道修正をすることも考えないといけませんな。