軽く一杯はお断りな立ち飲み屋さん

小伝馬町で仕事の打ち合わせがあり、その帰り、秋葉原駅で乗り換える際にちょっと途中下車して居酒屋を探しました。

 

雨が降る中、秋葉原駅周辺をウロウロ。

 

立ち飲み屋さんが2軒並んでいるのを見つけ、どちらもお客さんがいなかったので、とりあえず角のお店に入ってみました。

 

 

看板には、「きらくにおいでよ、きらくに“ノモ”」なんて書いてあるので、気楽に入ったところ、一言目が、

 

「ここは初めてですか? うちでは軽く1杯飲んで帰るお客さんはお断りしているんですが」

 

(「きらくにおいでよ」って書いてあるのに…と思いながらも、ま、いいかと)

 

「2杯は飲んで帰ります」

 

どうやら、入店を許されたようです。

 

で、とりあえず、酎ハイとポテサラを注文しました。

 

 

今度は、注文した品と引き換えに代金を支払うのがここのルールだと。

 

そういうルールなら、従うほかなく、代金を支払いました。

 

追加で煮込みを注文し、注文と同時に代金300円を支払おうとすると、

 

「代金は同時にいただきます。そうしないと払った、払っていないとトラブルになるおそれがありますので」

 

(・・・たしかに、『同時』がルールだったな、と)

 

 

そういえば、先日、大久保にある立ち飲み屋さんで、こんな話を聞いたのを思い出しました。

 

最近は、年配の方がさびしさを紛らわすために、ここへ来て、数百円程度のお酒を1杯だけ注文して、何時間も居座るので困る。

その間、来る客、来る客に話しかけ、迷惑をかける上、売り上げにも悪影響が出る。

だから、1時間以上いる場合には、注文の有無を問わず、1,000円いただく(その分の料理などは提供されるらしい)ようにルールをつくった、と。

 

 

きっと、ここもそういうことなのだろうと思いつつ…とはいえ、他に誰も客がいないのだから、と思ったり。

2杯目をサッと飲んで出ることにしました。

 

 

後で知ったのですが、初心者ルールはたくさんあって、中には、「オーダーには串ものも混ぜる」というルールも。

それなら、完全にルール違反でした(何も言われませんでしたけど)。

 

 

きらく

東京都千代田区神田和泉町1-8-14