5月最後の日曜日に久しぶりにツーリングに出かけようと思い、前日の夜、どこに行くか考えて―
月曜日は仕事があるので1泊は無理、片道100~150キロ圏内で、暑そうなので温泉は不要、渋滞を避けたい…できれば「観光地ではないところ」…いろいろ考えているうちに、前々から気になっていた自販機のうどん、トースト、弁当などを食べに行くことを思いついた。
とりあえず、ネットで検索してみると、そういう自販機はなぜか群馬県に多い。
行き先は群馬県に決定し、さらに高速道路のインターから近いところ、と絞り込むと、関越・赤城インターから近いところに「オレンジ353」という場所がありました。
赤城なら、普通のツーリング先としてもまったく問題ありません。
一つだけ不安なことがありましたが、、、
赤城インターで降り、地図を見なくても国道沿いなので、迷うことなく、9時過ぎに到着。
日曜の朝の自販機・ゲームが置いてあるだけのお店、さすがに中には誰もいません…
懐かしいゲーム機が並ぶ中、お目当ての食事系の自販機は奥にありました。
うどん、カップラーメン、トースト…
天ぷらそばは売り切れですが、天ぷらうどんは販売中。
さっそく、500円玉を入れるのですが、何度やっても反応しない…故障中かと思いつつ、となりの怪しい手書きの「両替機」で両替し、100円玉にしてから投入すると動き出し、あっという間に天ぷらうどんが出てきました。
天ぷらうどんを目の前にして、自販機の中から割り箸と七味を取り出したものの、無人のお店に設置してある自販機で、誰でも触ることができる割り箸はいろいろ大丈夫なのか…という不安があったのですが、マイ箸を持参するなどという発想はなかったし、仕方がないので気にしないことにして食べてみた。
問題はなく、味も320円なら納得の味。
ついでに、トーストも…と思い、トーストの自販機に近づくと、
行く前の不安は的中、トーストの販売は数年たってもまだ「中止」のままでした。
事前に予習しておいた情報はそれも3年以上前のものばかりで、その時点では「中止」だったのですが、その後復活を遂げたのではないか、と期待していたのに…残念。
とくに、謎の「夏辛トースト」は食べてみたかった…
と思っていたら、そこに管理人さん(?)が現れ、店内を掃除し始めました。
掃除が終わった頃、「トーストが復活する予定はありますか?」と尋ねたところ、「しばらく再開する予定はない」という回答でした。
ということで、10時過ぎにはこのツーリングの目的を達成してしまい…すぐに帰るのももったいないので、赤城山周辺を走ることに。
赤城山周辺は、快晴の日曜日ということもあり、ツーリングライダーや自転車をこぐ人たち、ドライブを楽しむ家族連れでいっぱいでした。
新緑の中、走りを満喫して、14時過ぎ、何か食べようと思い、お店を探します。
群馬名物「お切り込み」は何度も食べているし、何か変わったもの…ということで、ほうとう・釜飯のお店に入ってみた。
「ほうとう」に惹かれたのですが、あれは山梨の料理だからと、ほかにメニューに変わったものがないか、探していると…
ありました、「はんばーぐ釜めし」。
ハンバーグと釜飯、頭の中で両立しなかったので、さっそく、「ハンバーグ釜めし」を注文しました。
注文後、しばらくして、メニューに「釜めしは20分ほどかかる」と書かれていることに気がつき、さらに、店内に貼られているメニューの「煮ぼうとう」が目に飛び込んできました(こっちのメニューには、「煮」の文字がありません)。
メニューに書かれていた「ほうとう」は山梨のではなく、群馬の「煮ぼうとう」のことだったのか…でも、今さら変更するわけにもいかず、でも気になったので調べてみると、「煮ぼうとう=お切り込み」ということがわかり、「お切り込み」ならいいか、と待つこと十数分。
出てきました、「はんばーぐ釜めし」が。
釜飯の上に、ソースがかかっていないハンバーグとミックスベジタブル。
(あ…もしや、お子様用メニュー??)
調べてみても、群馬で「はんばーぐ釜めし」が流行っている・推しているという情報が見当たらず、不安になり始めました。
でも、食べてみると、ハンバーグは懐かしい味・食感でまあまあ美味しい。
でも、おっさんが食べる料理ではないな、と…(当初は、はんばーぐ釜めしの由来などを聞こうかと思っていたのですが、そのうちに)私がこれを注文したことに対して店主はどう思ったのか気になり始め…何となく居たたまれなくなったので、さっさと食べてお店を出ました。
次のツーリングからは、
1.マイ箸を持参する
2.食の冒険はせず、ちゃんと大人の料理を注文する
ことを誓いました。